【鋼の錬金術師モバイル】禁忌に触れた兄弟の旅路を描くダークファンタジーを評価・レビュー

新作レビュー

この記事では、スマホアプリゲーム「鋼の錬金術師モバイル(以下:ハガモバ)」の面白かった点や魅力をはじめとした評価をレビューしていきます。忙しい人は、目次の「ライターの感想と評価まとめ」だけ見るといいかもしれません!

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鋼の錬金術師の世界を存分に楽しめるRPG

ジャンルはタクティカルRPG。少年ガンガンに掲載されていた漫画「鋼の錬金術師」が原作で、ハガモバではストーリーを追体験することが可能だ。

鋼の錬金術師のストーリー

舞台は錬金術が科学として使われいる「アメストリス」。2人の少年(兄エドワード・弟アルフォンス)は、病気で亡くなった母親を錬金術で蘇えらせようとしていた。当時、錬金術で人体錬成をすることは、神への冒涜であり禁忌とされていたが、彼らはこれを実行する。

このとき、2人は禁忌に触れたがために、弟のアルフォンスは肉体のすべてを、兄のエドワード右腕を失う。錬金術の「等価交換」という節理があったからだ。錬金術では何かを得るためには何かを失わなければならない。エドワードはとっさの判断で、弟アルフォンスの魂を近くにあった鎧につなぎとめた

時が経ち、兄弟は自分たちの体を取り戻す方法がないかを探す旅に出る。旅の途中に訪れたとある街で、「賢者の石」を使っているかもしれないという現場を目撃。賢者の石は、少ない資源で莫大な錬金術を実行できる触媒と聞いたエドワードとアルフォンスは、その噂の真偽を確かめにいくのだが…。

(続きは本編で)

ストーリー(プロローグ)の動画

ゲームの基本情報

基本情報
タイトル 鋼の錬金術師モバイル
略称 ハガモバ
リリース日 2022年8月4日
制作会社 スクウェア・エニックス
ジャンル タクティカルRPG
価格 基本無料(ゲーム内課金あり)

ハガモバの面白い点や魅力の評価

このゲームをプレイして特に良いと思った点は、以下の2つ。

面白い点や魅力
ストーリーの没入感が半端じゃない
バトルの戦略を考えるのが楽しい

ストーリーの没入感が半端じゃない

なんといってもこのゲーム、モーション・ボイス・エフェクトから戦闘への導入まで、すべてにストーリーに入り込ませるような工夫がされている

特にゲームをはじめてすぐのプロローグは、いきなり物語の最終場面から展開するため、ハガレンを見たことがある人もない人も、「いったい何事!?」と思わせるような引き込み方だ。

また、ゲームのトップ画面がシナリオの進行ごとに変わるなど、ファンに向けたちょっとしたサービスもある。地味な配慮かもしれないが、こういったモノがあるのとないのでは段違いだ。

モバイルオリジナルの書下ろしサイドストーリー

ファンに向けてのサイドストーリーは完全オリジナル

内容はメインストーリーの裏側のようなもので、その一例として青の団のバルトの行動を描いたものなどがある。

ハガレンの漫画やアニメでストーリーをすでに知っている人は、このサイドストーリーを目当てに遊んでみるのもいいかもしれない。

バトルの戦略を考えるのが楽しい

戦闘はチェス盤のようなマップで自チームのキャラクターを動かして、ターン制のバトルを行う方式。タクティクス系のゲームを遊んだことがある人にとっては、おなじみのシステムだろう。

攻撃特化のキャラや回復特化のキャラなど、個性があるため、敵を見たうえで構成を組む楽しみもある。ミッションによっては、味方のモブを護衛しなければならなかったり、敵から逃走しなければならなかったり、頭を使うものも。

戦闘にはオート機能も実装されているが、ボス戦などではオートでは歯が立たないこともしばしば。その際には、敵との相性であったり、自キャラを動かすタイミングなどを考えなければならない。

作業ゲーが多い昨今のモバイルゲームで、戦闘が面白いというのは、大きなプラスポイントではないだろうか。

戦闘パートの動画

ハガモバへの不満点

今回のゲームに対する不満は以下の2つだった。

不満点
レベル制限でストーリーの進行が止まる
キャラの覚醒ランクの上げ方クセがある

レベル制限でストーリーの進行が止まる

通常のRPGは前のストーリーをクリアすれば先に進めるのだが、このゲームでストーリーを進めるには「プレイヤーレベル」を上げるのが必須条件だ。

他ゲーではステージにチャレンジ自体はできるのだが、ハガモバではチャレンジすらさせてもらえない。そのため、プレイヤーレベル上げの作業時間が必ず生まれてしまう。このシステムは、正直イマイチだなと思ってしまった。

キャラの覚醒ランクの上げ方にクセがある

こういったRPGでは、キャラの育成は「被りキャラ」を合成することで、ランクを上げられるシステムが主だが、ハガモバの育成システムは独特だ。

最初は★2に上げるために必要なのは同キャラだけなのだが、次に★3に上げる際は、★2キャラを3体合成しなければならない。★3にするためには、★3同キャラ+他の★3キャラを合成など、徐々にシステムが複雑になっていく

★を上げるための手順が多いため、わりと手間な作業が必要なのが、残念なところだった。

ライターの感想と評価まとめ

まず最初に、原作をアニメで見ていた世代としては、ファンサービスがいい感じに行き届いているのが良かったと思います。グラフィックやストーリーなどの、物語の部分は文句なく100点

しかしながら、育成などのシステム周りが面倒です。もっとシンプルにしてもよかったんじゃないかなと思いました。

ちなみに、ハイクオリティなゲームだけに容量も結構あります現時点で4.86GBと、私のスマホの中の容量ランキングトップに躍り出ました。ストーリーが追加されていくにつれて、もっと容量が追加されるとなると、これから始めようと思っている人はスペックと要相談といったところですね。

今回のゲームの評価

評価チャート 得点 総評

面白い!

管理人のY

企業で3年間、広報ライターを経験。そのほか、ゲームライターとして4年の活動歴があります。広告の掲載やお仕事のご依頼はTwitterのDMまで。

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