この記事では、スマホアプリゲーム「aznana(以下:アズナナ)」の面白かった点や魅力をはじめとした評価をレビューしていきます。忙しい人は、目次の「ライターの感想と評価まとめ」だけ見るといいかもしれません!
「自分の存在とは何か」を考える絵本のようなゲーム
ジャンルはアドベンチャー。ストーリーがメインのため小説を読んでいるような気分を味わえる。
絵のタッチはまるで子ども向けの絵本のようだが、そのストーリーは奥深く、考えさせられるものがある。ストーリーを進めるために待機時間が発生するため、まったり進めるのがおすすめだ。
アズナナのストーリー
一人ぼっちの少年は、頭だけの少女「アズナナ」と、偶然出会う。出会ったときのアズナナは、記憶喪失で何も思い出せない状態だった。
少年は自分のことをアズナナに聞かれるが、喋ることができないため、身振り手振りで自分のことを伝える。ここがゴミ山の中にある町だということ、この町から出られないこと、そして少年自身のこと…。
そうするとアズナナは少年に「一緒にこの町を出よう」と提案する。町の外に出れば、アズナナも記憶を取り戻せるかもしれないからだ。
こうして少年とアズナナの、ちいさな物語がはじまった…。
(続きは本編で)
ストーリー(プロローグ)の動画
ゲームの基本情報
基本情報 | |
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タイトル | aznana |
リリース日 | 2022年8月12日 |
制作会社 | Caramel Colum Inc. |
ジャンル | アドベンチャー |
価格 | 基本無料(一部広告あり) |
アズナナの面白い点や魅力の評価
このゲームをプレイして特に良いと思った点は、以下の2つ。
面白い点や魅力 | |
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① | 絵柄・BGM・キャラなどの世界観が良い |
② | クリア後の周回時にストーリーが変化する |
絵柄・BGM・キャラなどの世界観が良い
ゲーム独自の世界観に基づいた、デザインなどのバランスが素晴らしい。
かわいらしい絵柄、個性のあるキャラクターたち、そして各シーンにマッチしたBGM、そのすべてがシナリオを読むことに没入させてくれる。
一方で、ゲームを進めていくと「自分という存在は何なのか」といった、人生のテーマとも思えるような命題をプレイヤーに問うようなセリフもでてくる。
一度プレイしはじめると、最後までストーリーを見たくなるような「引き込み」方がとてもうまい作品だなと思った。
クリア後の周回時にストーリーが変化する
ネタバレになるので詳しくは説明しないが、このゲームのエンディングは3つ存在している。一度エンディングを迎えたら、周回プレイが可能な仕様だが、この際にキャラクターのセリフが変化するのだ。
ストーリーを何度か追うことで、初回にスルーしてしまった物語を回収できるので、飽きずに楽しむことができた。
アズナナへの不満点
今回のゲームに対する不満は以下の1つだった。
不満点 | |
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① | トゥルーエンドを見たらゲームが進行できなくなる |
トゥルーエンドを見たらゲームが進行できなくなる
トゥルーエンドを見た後は、少年とアズナナのストーリーのみを閲覧できるのだが、終了時のデータでアイテムやお金を集められない。
もう一度探索パートに戻りたいときには、物語をやり直さなければならず、アンロックした購入アイテムやお金もリセットされた状態に。
追加コンテンツを今後販売予定とのことだったので、クリア時のデータでアイテムやお金集めをしたかったというのが本音のところだ。
ライターの感想と評価まとめ
アズナナは、ごみ山の町が物語の舞台でしたが、そこに住んでいるのは機械のみです。しかしながら、これらの機械は喋ることもできるし、感情も持ち合わせています。
AIが感情を持ち、人間と同じような存在になった後の世界というストーリーは、映画「アンドリューNDR114」を思い出しましたね。昔の映画を思い出すような物語は感慨深いです。
ゲーム性はオマケのようなものでしたが、昨今のPvPゲームにつかれた人は、こういった物語に重きを置いたゲームを遊んでみるといいかもしれません。
今回のゲームの評価
評価チャート | 得点 | 総評 |
一度自分で遊ぶべき! |
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