結論から言うと、Xboxシリーズに乗り換えるのが一番コスパがよい。
PS5の現在価格と代替案の考察
プレイステーション5の値上げが決定しました。発売当初から需要と供給のバランスがうまくいかず、転売ヤーによって価格が崩壊していたPS5ですが、公式の値上げがさらに追い打ちをかけています。
以下が現在の価格です:
機種名など | 発売当時の価格 | 現行価格 |
---|---|---|
PS5 Pro | 119,980円(税込) | 2024年11月発売 |
PlayStation 5 | 54,978円(税込) | 79,980円(税込) |
PlayStation 5 デジタル・エディション | 43,978円(税込) | 72,980円(税込) |
DualSense ワイヤレスコントローラー | 7,678円(税込) | 11,480円(税込) |
コントローラーを含めると、PS5の総額は概ね8~9万円となります。これはとても子どもが手を出せる金額ではありません。
このような状況下で、最新ゲームをプレイするためには代替案を考える必要があります。現状、考えられる代替案は以下の通りです:
方法・手段 | メリット | デメリット |
---|---|---|
オークションでの入手 | 価格が安い | 価格が高騰する可能性がある |
ジャンク品の調達 | 価格がさらに安い | 修理スキルが必要 |
team Deck | PCを持っていない場合でも、最新ゲームを楽しめる | 追加のマイクロSDが必須 |
XBOXシリーズ | 価格が安い | 現状デメリットなし? |
ゲーミングPCの購入 | カスタマイズ性が高く、ゲーム以外の用途でも使える | 初期投資が高い |
それぞれ考察していきます。
オークションで中古・ジャンク品を買うのはリスクが大きすぎる
メルカリで調べたところ、PlayStation 5の中古価格は本体のみで概ね57,000円です。この価格帯の製品は一応動作確認がされているものの、中古品であるため、故障のリスクが伴います。特に、購入後すぐに問題が発生する可能性もあるため、購入前に出品者の評価や詳細な商品説明をよく確認することが重要です。
さらに、APEXなどの無料ゲームをプレイする際に注意が必要です。もしアカウントごとBANされている場合、そのアカウントが本体と連携されているため、特定のゲームがプレイできないことがあります。このような問題は、特に中古品を購入する際に見落とされがちですので、事前に確認することをお勧めします。
一方、ジャンク品の価格はおおむね45,000円付近で推移しています。ジャンク品は動作不良や部品欠損がある可能性が高く、リスクが非常に高いため、素人が手を出すべきではありません。これらの製品は修理や部品取り用として販売されていることが多く、専門知識や技術がないと扱いが難しいです。
▲「おじおじジャパン」さんの動画でも、相当苦戦するレベルなので、費用対効果でコスパが悪い…
steamデックは、容量の拡張が必須なうえ、バッテリーの兼ね合いがある
最新のゲームを楽しむためのプラットフォームとして、まず「Steam」が挙げられます。PCを持っていない場合でも、Steamを携帯機として楽しむための選択肢として「Steam Deck」があります。
しかし、Steam Deckには一つ大きな問題があります。それは、ストレージ容量が限られているため、マイクロSDの追加購入が必須なことです。現在販売されているモデルは以下の通りです。
64GBモデル | 59,800円 |
256GBモデル | 79,800円 |
512GBモデル | 99,800円 |
最安値で済まそうと思うなら、64GBモデルを選択することになります。ただ、最近のゲームは容量が平気で100GB近くのものも。
データ拡張の追加費用を計算してみると、最初からPS5デジタルを買ったほうが安い
例えば、『ファイナルファンタジーⅦリメイク』のデータ容量は約81GBです。そのため、マイクロSDで容量の拡張をしなければ、64GBモデルではインストールすらできません。また、『鉄拳8』のデータ容量は約110GBであり、これも64GBモデルではSDカードが必須…。
参考として、1TBのマイクロSDを調べたところ、概ね1万円程度。64GBモデルの金額と足すと、69,800円…PS5デジタルエディションの金額と、差異がありません。
結果的に値上げ後のPS5を購入した方がコストパフォーマンスが良くなってしまいます。
しかも、マイクロSDは消耗品のため、異常が出れば、買い換えなければなりません。
バッテリーの寿命が来たら、交換に費用がかかる
そして、steamデックは高画質のゲームをプレイすると、バッテリー寿命が大幅に短くなるという噂があります。
公式で、Steam Deckでは、2~8時間のゲームプレイが可能とされています。
しかし、実際にはゲームの種類や設定によって大きく異なります。例えば、『God of War』や『Forza Horizon 5』などの高負荷なゲームでは、バッテリーが2時間程度しか持たないことが報告されています。
バッテリーは消耗品であり、使用を続けると劣化していきます。長期間使用する場合、バッテリーの交換が必要になることも考慮しなければなりません。特に、頻繁に高負荷なゲームをプレイするユーザーにとっては、バッテリーの劣化が早まる可能性があります。
ランニングコストの面では、SDカードやバッテリーの消耗品リスクが伴う、steamデックのパフォーマンスは良くないですね。
Xboxシリーズに乗り換えるのは正直アリ!一番コスパがいい
最新ゲームを遊ぶという点では、Xboxシリーズに軍配が上がります。特に、デジタル版のみで運用する場合、Xbox Series Sの1TBモデルを購入すれば、予算は約5万円で済みます。これは、PS5の発売当時のメーカー希望小売価格とほぼ同じです。そのため、特にソニー信者でない限り、Xboxシリーズで十分満足できるでしょう。
以下が現在のXboxシリーズの価格です:
Xbox Series X | 66,978円(税込) |
Xbox Series S (1TB, ブラック) | 49,978円(税込) |
Xbox Series S (512GB) | 44,578円(税込) |
さらに、Xboxのワイヤレスコントローラーは7,128円(税込)と、PS5の純正コントローラーよりもはるかに安価です。特に、コントローラーは誤作動やドリフトが発生すると買い替えが必要になるため、ランニングコストの面でもXboxの方が運用しやすいです。
ゲーミングPCの購入は、コスパが悪すぎる…が、配信者なら選択肢としてアリ
▲上記の動画を見て「サッパリわからん…」という人は、辞めておいた方が無難
ゲーミングPCで、PS5レベルのゲームを快適に遊ぶためには、概ね20万円ほどの予算が必要です。これは、最新のグラフィックカードや高速なプロセッサ、十分なメモリを搭載したPCを購入するための費用です。ゲームをプレイするだけが目的であれば、PS5の方がコストパフォーマンスが高い選択肢となるでしょう。
しかし、ゲーム配信を考えると話は別です。PS5にも配信機能はありますが、PCを使った配信には多くの利点があります。OBSを使ってストリーミングを行える点です。OBSでは、配信内容を録画したり、複数のサイトで配信したりできます。
さらに、Vチューバーとして活動する場合、3Dモデルのレンダリングやリアルタイムのアニメーション処理が必要となり、これはPS5では、現状できない処理です。
総じて、ゲーム配信やVチューバー活動を視野に入れるなら、ゲーミングPCへの投資は非常に価値があると言えるでしょう。
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