この記事では、スマホアプリゲーム「アリスフィクション(以下:アリフィ)」の面白かった点や魅力をレビューしていきます。忙しい人は、目次の「ライターの感想と評価まとめ」だけ見るといいかもしれません!
仮想世界で失った主人公の記録を取り戻す旅路のパズルRPG
ジャンルはパズルRPG。ゲームの舞台は「ALICE」という仮想空間の世界だ。
主人公は、ALICEに最初にログインする際に、謎のエラーが発生してしまい、記憶を消された状態でログインすることになる。そこで自分を兄と呼ぶ少女「ミナト」と出会うが、謎のモンスターにミナトが目の前で襲われ、消滅してしまうシーンから物語が展開する。
序盤のストーリー
主人公が暮らしている世界は、仮想現実の技術がめざましく進歩していた。仮想空間「ALICE」は人のぬくもりを感じられるほどリアルで、一般的には「海外に単身赴任した父とその娘が仮想空間で家族として団らんする」といったことに使われている。
そんな世界で主人公は、ALICEにログインするときに、「女王」という管理システムによってエラーと認識され、すべての記憶を抹消されてしまう。
ALICEで最初に出会った男は、「君はここにログインするのが初めてじゃないですよ」と言ってくるし、次に出会った少女「ミナト」は、自分は主人公の妹だと言ってくる。
すべてのことに身に覚えがなく困惑している中、突如モンスターが現れ、ミナトは食われてしまう。
わけもわからず茫然としているところに、主人公が手に持っている時計のような「クロノグラフ」から、フォークロアが召喚され、その場にいた気の強そうな少女「ネウ」と一緒に戦闘することに。
その後、ネウの知り合いのところへ連れていかれるが、その知り合いは最初に出会った「ソガ」という研究者だった。
ソガがいうには、主人公はアリスに関する都合の悪い情報を入手してしまったがために記憶を消されたようで、早く記憶を取り戻さないと、永久に元に戻らないとこと。女王から記憶を取り戻べく、主人公仮想空間の旅にでることになる…。
ストーリー(1-1)の動画
ゲームの基本情報
基本情報 | |
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タイトル | アリスフィクション |
リリース日 | 2022年7月27日 |
制作会社 | Wonderplanet |
ジャンル | ヤミツキ光速パズルRPG |
価格 | 基本無料(ゲーム内課金あり) |
アリフィの面白い点や魅力
このゲームをプレイして特によかったなと思った点は、以下の3つ。
面白い点や魅力 | |
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① | 物語の先を早く見たくなるシナリオ |
② | 戦闘に加えられたパズル要素 |
③ | キャラクターのイラストに統一感がある |
物語の先を早く見たくなるシナリオ
ストーリーや主人公に関する前置きが短いので、シナリオが進むスピードが早くてテンポがよい。
「主人公が記憶を失っている」という設定のため、物語を進めるにつれて主人公の記憶がフラッシュバックするシーンなどもある。何も前情報がない状態から、物語が補完されていく形で進行していくので、ストーリーがスッと頭に入ってきやすいのがとても良いと感じた。
戦闘に加えられたパズル要素
通常、RPGの戦闘というとターン性のものがほとんどだが、このゲームでは戦闘にパズルを使う。
パズル要素を取り入れていることにより、単調になりがちな戦闘にアクセントが生まれて面白いと感じた。もちろん、RPGなのでレベル上げ要素があるのだが、AUTOモードも備えており「時間がない際にはオートでレベル上げをする」といった選択をプレイヤーができるのは、とても良いところ。
戦闘の動画
キャラクターのイラストに統一感がある
ゲーム内で出てくる味方キャラは、過去の英雄の記憶だったりするのだが、日本の戦国武将「上杉謙信」から、フランスの王妃「マリーアントワネット」まで、多種多様だ。
この手の、「召喚したキャラで戦う」タイプのゲームでは、絵柄に統一感がないことがある。しかしながら、アリフィでは絵柄が世界観に合うように統一されていたため、違和感がない。
「没入感」という点で重要な要素にも気を配っているのは、好印象だった。
アリフィへの不満点
今回の不満は以下の1つだった。
不満点 | |
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① | 要所要所で課金を促す広告のような画面が表示される |
要所要所で課金を促す広告のような画面が表示される
アプリ起動時やストーリ進行の合間に、課金アイテムの購入を促す画面が表示されるのが煩わしいなと思ってしまった。
ただし、基本無料のゲームなので、広告を自由に流すという点では仕方ないと感じる。広告の内容はゲーム内アイテムに関するもので、ワンボタン押す手間が増えるだけなので、許容範囲内ではあった。
ライターの感想と評価まとめ
RPGの戦闘にパズルを取り入れたのは新しい試みで良いなと感じました。スマホRPGは戦闘が単調で作業になっているものが多い中、このようなアイデアを入れたのはすばらしいと思います。
ストーリーも無駄を省いており「つかみ◎」。仮想世界というテーマもいいですね。世代がバレるかもしれませんが、「マトリックス」「ソードアートオンライン」を思い出して勝手に興奮していましたね。
個人的には、UIや育成システムが直近でリリースされた「某魔法科高校のさすおにゲー」を思い出すつくりをしていたのが気になるところ。「どのゲームでもUIが似通ったものになるのは仕方ないのかもな」と思いつつ記事を締めたいと思います。
今回のゲームの評価
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